OUR VALUE

設立背景

急速なIT機器の発展や自動車の電装化を背景として、積層セラミックコンデンサは今後さらなる需要の拡大が見込まれています。これに伴い、積層セラミックコンデンサの材料であるチタン酸バリウムの重要性が増しています。
このため、富士チタン工業株式会社、株式会社村田製作所および石原産業株式会社の3社は、富士チタン工業が製造するチタン酸バリウムの品質と生産能力をさらに向上させていくためには、3社の協力体制をもう一段レベルアップさせることが必要と判断しました。チタン酸バリウムの生産能力増強を目的に、合弁会社設立に向け協議を重ねた結果、新たにMFマテリアル株式会社を設立し、富士チタン工業の延岡工場および日向工場におけるチタン酸バリウムの製造・販売および原料調達に係る事業を承継させました。

製品用途

当社のチタン酸バリウムは厳格な品質管理のもと「シュウ酸法」という製法で造られる超微粒子粉末です。
高誘電率である特性を活かし、積層セラミックコンデンサ(MLCC)の原材料として使用されています。
MLCCは、電気の流れを制御する機能(一時的な電気の蓄積・放出の両方の機能を持つ)があることから、電気を利用して情報の処理、保存等をする電子デバイスに利用されており、最終的にはスマートフォン、自動車のような私たちの生活に身近な機器から、通信インフラ機器などさまざまな機器に数多く使用されています。
さらに、当社のチタン酸バリウムは
・均一で安定した組成
・分散性に優れたスラリーの作製が可能
・誘電体の薄層化への対応が可能
といった特長によりお客様から高い評価をいただいております。

延岡工場増設

MFマテリアルの本社である延岡工場は、2027年竣工予定で工場エリアが増設されます。
増設後は現在の工場の約3倍の延べ床面積となり、将来の需要増に向けた生産体制を整えています。また、新たに食堂やラウンジ、従業員事務所が増設され、デザインには従業員の視点も取り込み、働きやすさにも重点を置いて設計されたエリアとなります。

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